「公金の無駄遣い」を指摘され、激しい批判を受けている舛添要一都知事。4月のアメリカ出張では、毎日、スイートルームに宿泊していたほか、飛行機での移動はファーストクラスを利用したとされる。
さらには、神奈川県湯河原町の別荘に行くため頻繁に公用車を使っていたことが判明し、大バッシングが巻き起こっている。
「ルールどおりにやっているので問題ない」と語り、全く意に介さない舛添都知事だが、今から24年前に発売された「ゲームソフト」が「舛添都知事の浪費ぶり」を予告していたという。
「1992年に発売された『舛添要一 朝までファミコン』という知る人ぞ知るファミコンソフトがあるんですよ」と語るのは、ゲームに詳しいライターである。果たしてどのようなゲームなのか。続けてもらおう。
「当時、国際政治学者としてテレビで活躍していた舛添さんが監修した、遊びながら『ビジネスで成功する秘訣』を学べるアドベンチャーゲームです。時々登場する舛添さんにアドバイスをもらいながら、プレーヤーは商社マンとして、ライバル社員や取引相手とハードな交渉を繰り返すのですが、『金は使ってナンボ』という舛添さんの考えが如実に出ています。なにせゲームの冒頭から『ビジネスの成功と情報の拡大のためには接待は不可欠である』という舛添さんの格言が表示されるんですよ。24年前のゲームですが、都知事になった現在の金の使い方を予告しているようなものです」
批判が続く舛添都知事の「無駄遣い」。ゲーム内で語るぐらい、本人の確固としたポリシーのようである。
(白川健一)