政治

舛添要一 小池新都知事誕生の裏で進める「銭ゲバ」カムバック作戦

20160818_25f

 大量得票を獲得し、小池百合子新都知事(64)が堂々初登庁した。これも政治資金を不正使用した舛添要一前都知事(67)の“置き土産”だが、当人はほっかむりしつつ復帰に奔走しているようで──。

 得票数290万票以上と、都知事選初当選では歴代2位の圧勝をひっ提げ、8月2日に初登庁した小池知事。選挙では自民党都連と対立したものの、4日に行われた安倍晋三総理大臣(61)との対談では総理みずから、

「一本取られました」

 と白旗を揚げた。同日には、石原伸晃経済再生担当相(59)と、「都議会のドン」内田茂都議(77)が仲よく都連会長、都連幹事長職を引責辞任。このことからも、安倍総理が強調する小池知事との「融和」は、本気のようである。

 一方、「資料」として政治資金で美術品を購入などして、都庁から追われた舛添前知事にも動きがあった。小池知事初登庁前日に、公私混同「疑惑」が「違法」と判断されたのだ。ある政治部記者が語る。

「1日、都監視委員は公用車を使った湯河原の別荘通いを無罪としました。しかし、コンサートや野球観戦に家族同伴で公用車を使った件は違法と判断したのです」

 これを受けた都は、今月中にも舛添前知事にガソリン代などの返還を請求する予定だ。それでも当人が猛省しているかというと、そうでもないようだ。ある制作会社スタッフが進行中のカムバック作戦を明かす。

「すでに何社かのテレビ局に、舛添さんのスタッフが復帰出演の企画を持ち込んでいると聞きました。リオ五輪、パラリンピック終了後のテレビ復帰を模索していたようです」

 テレビ朝日では「報道ステーション」内で、レギュラーコメンテーターの朝日新聞論説委員との対談などの企画があがった。しかし、銭ゲバぶりに二の足を踏んでいるという。

「局アナ以外の、他の出演者はなしという条件が出されているそうです。また、最初の独占として高額なギャラの交渉が行われたようです。最初の告白ですから文化人枠の通常の20倍で、1時間500万円です」(前出・制作会社スタッフ)

 舛添氏といえば、元関係のあった女性との間に子供がいる。14年に参議院議員を辞職し、最初の都知事選に出馬した時には、養育費の減額を申し出たことが報じられた。

「お金はあまりないと言われています。焦っているんですかね。大手出版社に告白本の出版企画を、舛添さんのスタッフが持ち込んでいるとは聞きました」(前出・政治部記者)

 そんな中、内定状態になっているのがフジテレビだという。

「国際政治学者の立場でEU分裂、中国の東シナ海問題、ロシア問題を解説してもらう2時間特番です。自身の事件を振り返りながらという形ですが、年末の予定を、9月末に繰り上げるという話ですよ」(前出・制作スタッフ)

 来年にはレギュラー獲得を狙っているという舛添前知事。しぶといと言うか何と言うか──。

カテゴリー: 政治   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き