エンタメ

梶原一騎の「御殿と遺品」危機で長男を独占直撃!(3)女性関係は派手だったが…

20160519a3rd

 仕事の鬼だった梶原氏だが、仕事場から離れると、ストレスを発散するようにクラブやキャバレーを歩き回り、女性関係も派手だった。

「家族でハワイ旅行に出かけたことがありました。子供たちは母と飛行機に乗って現地に行き、父は別の便で訪れました。飲食店で合流したのですが、父の隣には見たことのない女性が‥‥。戸惑いながら御飯を食べていると、私たちに向かって、『もしかしたらお前らの母親になるかもしれない』と平然とした顔で言うのです。母の前でどんな反応をすればいいのか(笑)」

 梶原氏の女性遊びが原因の一つであっても、離婚後に篤子氏が家庭で「父」の存在を“無”にすることはなかったという。家の中には梶原作品があり、読んでいても叱ることはなかった。子供たちには高森の姓を名乗らせ、成人した時に自分たちでどちらかの名字を選択させるつもりだった。

「一緒に暮らしたのは父にとって闘病の期間でしたが、子供たちの前で父が弱音を吐くことは一度もありませんでした。父が亡くなる直前、自宅から病院に行く時に家族全員を集めて、『パパは大丈夫だからな』と言って玄関から出て行きました。私たちを心配させないように、いつものように車で出かけ、目白通りまで出てから、救急車を呼んだそうです。父の死去後、母は『子供たちも父親の必死の状況はわかっていた』と話していましたが、実際は、全然気づいていなかった。いつもの入院だとばかり思っていたので。それが父と最期に交わした言葉だったのです」

 梶原氏の遺品を整理していると、あらためて驚かされることがあったという。

「原稿用紙を見ると、ほとんど消しゴムを使った跡がないんです。一度書き始めたら作業を止めたくないので、鉛筆の芯も通常より細長く削って数本、用意しています。父の遺作となった『男の星座』の原稿を読んでいると、最初の頃は筆圧が強いのですが、体調を崩しだした時に書かれた原稿は、どんどん字が乱れていました。それだけつらい状況だったのでしょう。亡くなる数日前にも、病院のベッドの上で原稿を書いていたそうですが、その原稿が見つかっていないんです。私たちとしては手元に置いておきたいのですが‥‥」

 先頃、出版関係者に尋ねてみたが、やはり見つけられなかったという。

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」