今期ドラマの中で視聴率1位をキープしている「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)。主演は嵐の松本潤だが、松本を演技で悠々と食っているのが“主演殺し”や“怪優”の異名を持つ香川照之だ。
香川は10年に「新参者」(TBS系)の第1話でゲスト出演して以来、日本を代表するドラマ枠の1つであるTBSの「日曜劇場」に出演し続けている。
11年には「南極大陸」、13年には香川を“怪優”にした「半沢直樹」、14年には「ルーズヴェルト・ゲーム」、15年には「流星ワゴン」と、もはや「日曜劇場」は「香川照之劇場」と化していると言えるほどの出演ぶりだ。
「80年代にフジテレビがトレンディドラマでヒット作を連発するまでは、“ドラマといえばTBS”と言われていました。とくに『日曜劇場』は56年から続いているいわば老舗のドラマ枠で、局内のドラマ枠の中でいちばん製作費をかけ、有能なスタッフを集めています。香川自身も『僕はこの“日曜劇場”枠にご縁があって』とコメントしていますが、この枠に出演できる俳優は、視聴率の獲れる俳優だとTBSから太鼓判を押されたようなものなんです」(テレビ誌編集者)
TBSと香川が築いている蜜月状態は、どうやらまだしばらく続きそうだ。