5月8日、都内の劇場で映画「ちはやふる」ニ部作イッキミ上映会が行われ、主演の広瀬すずと監督の小泉徳宏が登場。広瀬はサプライズで監督から赤いガーベラを渡されると涙を流した。週刊誌記者が語る。
「広瀬さんは先月29日に行われた『ちはやふる-下の句-』の初日舞台挨拶でも泣いています。この時は、原作者・末次由紀氏からの手紙が読まれ、サプライズで続編の決定が知らされると号泣しながら腰を抜かしていました。8日のイベントでも、広瀬さんは『あの日から涙腺が崩壊してる』と言っています。漫画の実写化で、周囲の『イメージと違う』というプレッシャーを感じていたため、原作者の末次氏に認められたのは本当に嬉しかったそうですよ」
また、広瀬はイベントで、「仕事への向き合い方が変わった作品。今まで辞めたいなと思ったこともある。負けず嫌いでやってきてホントに良かった」と語っている。広瀬に詳しい芸能関係者が語る。
「彼女は、姉の広瀬アリスさんの所属事務所に声を掛けられ、『お姉ちゃんもやってるし』くらいの感覚で芸能界入りしました。ですが、部活動のバスケに夢中だったため、『バスケができなくなるなら辞めたい』とすぐに思ったそうです。また、彼氏と思われる人物とのプリクラが出回ったことも心を痛めました。自由奔放な性格の広瀬さんには、芸能界の掟は窮屈でしかありません。“芸能界に入らなければ‥‥”という気持ちを持ちつつ、それ以上に『逃げたと思われたくない』という、負けず嫌いだけで続けてきたんです」
「ちはやふる」は、初めて心から自分がやりたいと思った作品だったという広瀬。この日の涙は、そうした複雑な思いから出たもののようだ。
(長谷部葵)