月9ドラマ「ラヴソング」(フジテレビ系)の惨敗を受け、主演の福山雅治が「ガリレオ続編」の提案を断ったとのニュースが話題になっている。福山サイドは今後、フジテレビのドラマには一切出ないとのことだが、そのかたくなな態度が福山にとって自らの首を絞めることになりかねないと危惧するのは、テレビ誌のライターだ。
「他局で出演したドラマが『ラヴソング』並みの爆死に終わった場合、福山には『低視聴率俳優』や『終わった男』といったレッテルが貼られ、俳優生命そのものが危機に陥るのは明らか。これがフジテレビなら、次回作が低視聴率に終わっても『悪いのはフジテレビ』と責任転嫁できるはずです。その“安全弁”を自ら放棄したツケが回ってこなければいいのですが‥‥」
ともあれ、福山サイドとしては「ラヴソング」爆死の理由を、フジテレビに押し付けたいはずだ。しかし、脚本や演出の陳腐さは大きな理由とはいえ、福山自身の求心力が落ちているのもまた事実。そこに気が付かないと人気復活は厳しいと、前出のテレビ誌ライターは指摘する。
「なにより47歳になった福山が、髪型も何も変えずにイケメンを演じ続けることに無理があるのは明らか。せっかく『ガリレオ』で知的イメージを打ち出すことに成功したのに、『ラヴソング』では臨床心理士という役柄がハマっておらず、単なる元ミュージシャンにしか見えません。そんなキャラ作りに失敗したのは福山自身の責任ではないでしょうか」
福山としては、結婚を機に変わったと言われたくないため、あえて従来のイメージを維持したのかもしれない。しかし人は年齢と共に変わるもの。福山が足踏みを続ければ、いずれは時代に置いていかれるはずだ。
(金田麻有)