平均視聴率19%超えを誇る米倉涼子主演の大ヒットドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)がこの夏、スペシャルドラマで帰ってくる。
今回、米倉演じる大門と対峙するのは、ビートたけしだ。巨大医療センターの病院長という初の医師役だが、「臨床医じゃないので、言いたいことを言っていればいい。野球のまぬけな解説者みたいなもんだよ」と、余裕を見せていた。
しかし、そんな「世界の北野」が冒頭シーンの撮影でいきなりつまずいたというのだ。
「今作は金沢を舞台に、たけしと衆院議員役の岸本加世子との路上キス場面から始まるのだが、岸本によると、たけしはこの“路チューシーン”が照れくさくてしょうがなかったらしく、最後の最後まで嫌がっていたそうです」(テレビ誌記者)
その時のことを岸本が、先ごろ放送された「かたらふ~ぼくたちのスタア~」(フジテレビ系)で次のように話している。
「たけしさんは演出家に『この角度だったら(キス)しなくても、やってるように見えるんじゃないか? どうだ?』って、何度も何度も言うんですよ。そのたびに却下されて『本当に(キス)してください』って言われてました。それでも抵抗して最後まで(キス)したくないって言うから『そんなに私とキスするのが嫌なの!?』って言って、思いっきりブチュブチューっとやりました(笑)」
芸人・ビートたけしのときは着ぐるみでも何でもありのたけし。だが、キスシーンだけは相当に照れくさかったようだ。
(李井杏子)