女優の小西真奈美が5月23日に歌手デビューを果たした。デビュー曲は、日本を代表する人気ラッパーの一人・KREVAの楽曲「トランキライザー」のカバー。そう、まさかのラップ曲なのだ。
小西は「感じるままに歌ってみたらこうなりました、という私なりの表現方法を楽しんでいただけたらうれしいです」とコメントしているが、果たしてその出来は?
「小西は、08年に出演した映画『Sweet Rain 死神の精度』の役名・藤木一恵名義で主題歌『Sunny Day』を歌い、CDセールスランキングで10位を獲得。世間からも『歌手として活動すればいいのに』という声が上がるほどの高評価を得ていた。今回は本人名義で初めてのリリースとなりますが、楽曲をカバーされるKREVAも小西の歌声を絶賛しているようですし、特に問題はないと思います」(音楽ライター)
スキルの面では問題はないようだが、小西の歌手デビューについての世間の反応は「迷走している」と冷ややかだ。
「映画主題歌を歌っていた当時は、小西自身が女優として脂がのっていた時期ですから、その勢いで評価されたこともあります。しかし、現在は女優としての活動は継続しているものの、メディア出演は激減。これで歌手デビューでは女優業から頓挫した印象を与えかねませんし、何にせよイマサラ感が出まくっています」(エンタメ誌記者)
ネット上の書き込みを見ても「女優で頭打ちってこと」「ファンが何人いるんだろ?」「なんか違う気がする」「聴く理由が思いつかない」と、男女問わず首をかしげる人が多いようだ。
しかも、映画主題歌はバラードだったが今回はラップ曲。果たしてどこを目指しているのか、歌手・小西真奈美の微妙なスタートが始まった。
(田中康)