松嶋菜々子が7月期から放送されるドラマ「営業部長 吉良奈津子」(フジテレビ系)に主演することが発表された。2013年に出演した「救命病棟24時 第5シリーズ」(フジテレビ系)以降、連続ドラマでの主演は実に3年ぶりだ。
しかし、このドラマを巡って局内は騒然となっているという。
「ドラマの配役などについて松嶋サイドが『これでは出演できない』とクレームをつけて来たそうです。これを受け、キャストが白紙になるという事態が起きています」(フジテレビ関係者)
フジは決まっていた出演者たちの事務所との調整に四苦八苦。そもそも松嶋サイドのゴリ押しが簡単にまかり通るのには事情があるという。
「今や業界では“フジに出演してもやけどするだけ”と言われているほど、フジテレビのドラマは低迷しています。かつてはトレンディドラマなど数々のヒット作を出していた『ドラマのフジ』ですが、現在はオファーを出しても断られまくり、出演してくれる俳優を見つけることもままならない状況だとか。今回も三顧の礼で松嶋を迎えていますから、彼女の言い分はすべて通さざるをえないんです」(ドラマ関係者)
さらに、松嶋サイドがここまで強気に出たのは、夫・反町隆史の“復活”が大きく関わっているという。
「松嶋と反町の間には2人の子供がいて、どちらかが仕事の時には、もう一人は子育てに専念するという暗黙のルールがありました。ところが、1シーズン限りと見られた『相棒』の次期シリーズ『相棒season15』、さらに2017年公開予定の映画『相棒-劇場版IV-』に出演が決まり、しかもギャラは1本200万円と高額。わざわざ松嶋が“やけど”のリスクを負ってまで仕事をする必要がなくなったというわけです」(テレビ誌ライター)
スタッフの苦労は察するに余りあるが、それも視聴者感覚とかけ離れたドラマを作り続けた“ツケ”と言うほかないだろう。