主演舞台で禁断の過激なシーンに挑戦したのは、「清純派」のイメージが濃い蒼井優(30)。公衆の面前で展開した脱皮演技を熱実況する!
「妹のお前を愛しているんだ!」
舞台の序盤、兄のジョヴァンニ(浦井健治)から告白された妹のアナベラ(蒼井)は、自分も同じ恋心を抱いていることを告げると、熱いまなざしで見つめ合う。そして、それまで抑えていた欲情を爆発させるかのように互いの唇を何度も重ね合わせ、貪り合うのだった──。
蒼井の艶技をナマで観られるのは、新国立劇場で上演中の主演舞台「あわれ彼女は娼婦」(6月8日~26日)。1620年にイギリスの劇作家ジョン・フォードが執筆した名作戯曲である。
舞台は中世イタリア。誰もがうらやむ美貌の持ち主の蒼井に次々と男たちが結婚を申し込むのだが、それを全て断り、処女をささげた相手は実の兄だった。人目を忍んで逢い引きを続ける2人だが、家庭の事情で蒼井は貴族のソランゾ(伊礼彼方)と結婚することになる。しかし、結婚式後に蒼井が兄の子供を妊娠していることを知って激昂したソランゾは、自分が住む屋敷の一室に蒼井を「監禁」してしまったのだ。
何日も部屋に閉じ込められているうち、着ていた白いワンピースは薄汚れ、食事も喉を通らないのか、蒼井は力なく床に寝そべっていた。そんな絶望の淵で思い浮かべたのは、兄との初夜での情事。
あおむけのまま天井に向かって両手を伸ばすと、兄にキスされ、首筋から下半身に向かって愛撫されるのを妄想してヨガる蒼井。おもむろに足を開き、正常位になると、再び激しくアエギ声を響かせて、絶頂を迎えようとするのだった。
「近親相姦」をテーマにした舞台は上演前から話題を呼び、平日でも座席が埋まる盛況ぶり。その勢いのまま、蒼井の「エロ進化」は止まらない。
「今秋に公開予定の映画『オーバー・フェンス』で激しいラブシーンがあるのではないかと、映画関係者の間で話題になっています。蒼井さん演じる函館のキャバクラ嬢が冴えない失業男と恋に落ちる設定で、監督こそ違いますが、スタッフは映画『そこのみにて光輝く』の照明や撮影チームが集結。この作品では池脇千鶴(34)が濡れ場に挑んで大胆に乳首をさらしているだけに、『蒼井も脱ぐのでは』と注目を集めているのです」(映画ライター)
仕事が順調な一方で、私生活での「濡れた噂」は聞こえてこない。蒼井と親しい芸能関係者によれば、「仕事終わりに共演者と飲みに行く姿はたびたび目撃されていますが、仕事仲間止まりで進展はないようです。これまで大森南朋(44)や堤真一(51)、鈴木浩介(41)らとの熱愛が発覚するなど共演者キラーで知られ、魔性の女というイメージがついてしまった。本人も自覚しているようで、『一緒に飲んでも警戒されちゃって』と嘆いていました」
だからって「禁断の恋」はご遠慮を。