リオ五輪の開幕を控えた7月7日、民放キー局5局による発表会見が開催され、各局の女子アナ5人が華やかな浴衣姿で登場。それぞれに五輪放送をPRした。
今回のメンバーは徳島えりか(日本テレビ)、青山愛(テレビ朝日)、小林由未子(TBS)、秋元玲奈(テレビ東京)、宮澤智(フジテレビ)。その顔ぶれを見た女子アナファンからは「ずいぶんとレベルが下がったな」との陰口が聞こえてくるという。テレビ誌のライターがこう解説する。
「ロンドン五輪でのメンツと比べるとパワーダウンしたなという印象です。まず日テレは徳島アナが2大会連続での出演となり、若手が育ってないことを露呈。テレ朝の青山アナは『マツコ&有吉の怒り新党』を無難にこなしているものの、前回は女子アナランキング常連の竹内由恵アナでしたから格落ちは否めません。TBSの小林アナは看板番組の担当がなく、前回の出水麻衣アナが『NEWS23』のスポーツ担当だったのとは大違いです」
これら3局だけでもかなりのパワーダウンは明らかだが、残りの2局もその傾向に拍車をかけているという。テレビ誌のライターが続ける。
「テレ東は前回、トップクラスの人気を誇る大橋未歩アナを起用。今回の秋元アナもテレ東では人気アナの一人ですが、大橋のような全国的な知名度はありません。そしてフジテレビはイケメンのプロバスケ選手と結婚して話題になった本田朋子アナから、レギュラー番組が土曜日の1本しかない宮澤アナに交代。いくらなんでも力を抜き過ぎではと批判も寄せられる有様です」
女子アナ全体のレベルが下がっているのか、それとも五輪中継で女子アナの果たす役割が小さくなっているのか。もしかしたら「女子アナより選手に注目してほしい」という民放各局による無言のアピールなのかもしれない。
(金田麻有)