7月8日、落語家の笑福亭鶴瓶と、歌舞伎俳優の中村勘九郎、七之助兄弟が8月に行われる歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」の製作発表に出席した。鶴瓶の新作落語「山名屋浦里(やまなやうらざと)」を新作歌舞伎「廓噺(さとのうわさ)山名屋浦里」として上演するという。
「この『山名屋浦里』は、タモリが『ブラタモリ』(NHK)で吉原を訪れた時に聞いた人情話を鶴瓶に勧めて、鶴瓶が落語化したもの。それを鶴瓶の高座で知った勘九郎が今回、歌舞伎化を実現させたのです。タモリも歌舞伎好きですから、自分の拾った話が歌舞伎になるのはうれしいでしょう」(週刊誌記者)
もともと、勘九郎の父である故・中村勘三郎は鶴瓶と親交が深く、歌舞伎と現代劇や流行とのコラボレーションにも熱心な人物であった。さらにこんなイベントもある。
「7月27日にはディズニー映画の『ジャングル・ブック』のプレミア上映会が歌舞伎座で行われるのです。勘三郎さんは大のディズニー好きでも知られていましたから、あちらの世界で喜んでいるのではないでしょうか」(芸能ライター)
今年のお盆は、勘三郎も喜び勇んで帰ってくる?
(伊藤その子)