7月12日に放送されたドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(フジテレビ系)の初回視聴率が9.6%だったことがわかった。同ドラマは、次々と起こる不可解な殺人事件に刑事が立ち向かう猟奇犯罪ミステリー。
「主演を務める波瑠といえば、昨今、NHK朝ドラ『あさが来た』や『世界一難しい恋』(日本テレビ)のような明るいドラマで注目を浴びましたが、今回の『ON』では、シリアスな世界観での演技に挑戦しています。また視聴率は、初回から1桁スタートとなったものの、前クールで放送された『僕のヤバイ妻』の初回8.3%は上回っているので、フジとしてはまずまずといったところでしょう」(テレビ誌記者)
さらに「ON」は、武井咲主演「せいせいするほど、愛してる」(TBS系)の視聴率が9.3%だったことで、裏番組のドラマにも勝利する形となった。
そんな順調に思える同ドラマだが、放送後、ある俳優の演技に関して辛らつな意見が続出しているという。
「今回、関ジャニ∞の横山裕は、犯罪者に対して異常なほど憎悪を抱く、クールな刑事役を演じています。しかし彼は普段、大阪育ちで関西弁のため、標準語の台詞に違和感を覚えるという声が視聴者の間で飛び交いました。また、日常パートだけでなく、死体を見つめるようなシリアスな場面などでも、なぜか口が半開きになっている表情が多く、不自然だと指摘されています。そのため放送後、横山の演技に対し『バラエティの顔を思い出しちゃってコントに見える』『35歳の演技とは思えない』『窪田正孝がよかった』と不満を感じた視聴者が多かったようです」(前出・テレビ誌記者)
バラエティの顔とは真逆のシリアスな世界観に挑戦した横山が、最終回までに視聴者を納得させる大人の演技を見せることができるか、注目が集まりそうだ。
(森嶋時生)