7月12日、都知事選への立候補を表明したジャーナリストの鳥越俊太郎氏。
告示直前の出馬表明となり、「究極の後出しジャンケン」と揶揄されたが、会見では「与党が圧勝した参院選の結果を見て決意した」と、現在の政治状況に強い問題意識を持っての「緊急出馬」であることを強調した。
長年、テレビ番組に出演し、知的なイメージで好感度も高い鳥越氏だが、テレビ業界からはシビアな声も聞こえてくる。
「何度もテレ朝の廊下で鳥越さんにすれ違っているんですけれど、10回挨拶して10回とも無視されましたよ!」と憤慨するのは、コントに定評のある中堅芸人だ。さらにこう続ける。
「こちらから声をかけても、目線すら合わせてくれず、完全に無視。テレビでの印象はいいですけど、正直、嫌いになりました」
一方、鳥越氏の人柄を称える声も。
「鳥越さんが出ている番組の収録でミスをして、ディレクターにこっぴどく怒られたことがあったんですけど『そろそろ許してやってよ』と鳥越さんが助け舟を出してくれたんですよ。鳥越さんには今でも感謝しています」(在京テレビ局社員)
出馬会見で「残りの人生を東京にささげたい」と語り、熱意を示した鳥越氏。
果たして、有権者の判断は──。
(白川健一)