嵐の相葉雅紀がテレビ番組のロケにおいて男性からキスされたことが明らかになった。7月20日放送の「嵐ツボ」(フジテレビ系)にて相葉は、山形、福島、新潟が接する三県境を目指すロケを敢行。雪道など際しい山道を踏破し県境に到達すると、一緒に登山した同行者二人から頬にキスされたのである。
番組ではニコヤカな表情を見せていた相葉だが、前日に放送された直前スペシャルでは「チューされたんですよ。結構なおじさんに」と説明。キスについては「今でも納得できない」と語るなど、本人の意に反したキスだったことは確かなようだ。このキスに関して法律上の解釈を、司法問題に詳しいライターが解説する。
「このケースで適用されるのは刑法176条でしょう。同条では暴行または脅迫を用いてみだらな行為を行った者に対し、6ヵ月以上10年以下の懲役刑を定めています。これまでの判例に従うと、キスがみだらな行為に含まれるのは明らか。同性同士の行為についても同条が適用されるという学説が一般的です」
今回のキスシーンでは相葉を無理やり押さえつけたりしておらず、暴行や脅迫があったようには見えない。この場合はどうだろうか。
「この場合の“暴行”には暴力的行為や言動に留まらず、相手の意に反した行為も含まれると解釈するのが一般的です。今回のロケでは相葉が『気持ち悪いじゃないですか、良くないよ!』と口にしていたのが気になりますね」(前出・司法系ライター)
とは言え、このキスは「三県キスマーク」という記録を残すためにロケの一環として行ったもの。キスの前には相葉も自らウェットティッシュで唇や頬を拭いており、実は準備万端だったようだ。いやいやながらも納得づくめのキスとあっては、相葉自身も泣き寝入りするしかない?
(金田麻有)