寺尾聰主演ドラマ「仰げば尊し」(TBS系)が7月17日にスタート。初回視聴率11.4%とまずまずの滑り出しとなった。
同作は、不良高校の吹奏楽部を寺尾演じる元プロサックス奏者の樋熊迎一が顧問となって“音楽の甲子園”を目指す青春ヒューマンドラマ。寺尾が村上虹郎や真剣佑、太賀ら若手俳優たちが演じる不良生徒たちと音楽を通じて正面からぶつかりながら更生させていくというストーリーだ。
しかし、視聴者からはこの設定があの人気ドラマにソックリという声が殺到している。
「同局で08年に放送された不良生徒たちが甲子園を目指す野球ドラマ『ROOKIES』に酷似していることから、すでにネット上では“『ROOKIES』吹奏楽偏”と呼ばれています。実際、『ROOKIES』を担当した監督と脚本家が再びタッグを組んだ作品ですからそれも仕方がないのですが、あまりにも二匹目のドジョウ狙いが見えすぎて、『他にアイデアはないの?』と辟易した人も多かったようです。実在した高校の吹奏楽部の奇跡の実話をモチーフにして、脚色を加えた作品ですが、視聴率優先で『ROOKIES』に似せようとするあまり、盛りすぎて実話の良さがかき消されなければいいのですが」(テレビ誌記者)
2話目以降の展開を注視する必要がありそうだ。
(本多ヒロシ)