放送前から世間の期待度は微々たるものだった7月23日~24日に放送された「FNS27時間テレビフェスティバル!」(フジテレビ系)が、視聴率も過去最低を記録したが、いきなり予想外の期待の裏切り方を見せたと視聴者がさじを投げていた。
というのも「面白い」「面白くない」以前に、番組の音声が驚くほどに安定しないという生放送ならではのトラブルが発生してしまったからだ。
「特にひどかったと指摘されているのが、23日夜放送の『ホンマでっか!? TV』などです。テレビから流れる演者の声が大きかったり、小さかったりと音が異様に安定せず。逆にスタッフの笑い声や拍手の音など、ガヤの音だけが安定して大きく、非常に聞きづらい放送でしたね。27時間テレビ全体でいえば、音が小さく、演者が何を言っているかわからない場面も多々あった。そのためテレビの音量を上げる家庭も多かったようですが、いざ音量を上げてみれば急に音が大きくなったり、そういった面倒で番組を見るのをやめてしまったお茶の間も少なくなかったようです」(エンタメ誌記者)
「ホンマでっか」放送中のツイッター上には、「音声さん、ヘタクソすぎかよ!」「今の時代にこの音のクオリティはひどすぎないか」「聞こえなかったり急にデカくなったりで不快だからもう見るのやめます」など、番組内容と同じくらい音声に対する苦情ツイートが多かったのも今回の「27時間テレビ」の特徴だったのだ。
視聴率の足を引っ張るまさかの音声トラブルに、視聴者から「フジテレビは呪われている」と書き込まれていたが、あながち聞き流せない意見だ。
(田中康)