このご時世に女子校を締めだすとは何事か。そんな批判がフジテレビに寄せられている。7月23日~24日に放送される「FNS27時間テレビフェスティバル!」において、目玉企画の「全国高校生スーパーダンク選手権」に女子校や男子校が出場できないというのである。
同選手権の参加資格には「同一高校の 先生1名+高校生男子3名+高校生女子3名の、計7人チーム」と明記。すなわち共学校しか参加できず、男子校と女子校に参加資格がないのは明らかだ。この時点で400を超える高校が排除されているわけだが、特に影響が大きいのが女子校だという。スポーツ系のライターが指摘する。
「女子校には有力なバスケ部を持つ高校が多いのです。昨年のインターハイ決勝は女子校同士の対戦でしたし、リオ五輪日本代表のハヤブサジャパンでは全19名のうち8名が女子校出身者です。そんな未来の五輪選手がいるかもしれない女子校を締め出すとは、フェアプレー精神にも反していますね」
出場チームを男女混成チームに限定したいのであれば、男子校と女子校には他校との合同チームを認める例外規定を設ければいいだけのこと。そういった対策を行わず、一部の高校が参加できない規約を放置したフジテレビには、コンプライアンス(法令遵守)違反の疑いもかけられそうだ。
(金田麻友)