パーソナリティを務めるラジオ番組では問題発言を連発したりと、最近は叩かれることが日常茶飯事になっていたナインティナイン岡村隆史が珍しく(?)世間から称賛される場面があった。
7月30日に放送されたバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ! 夏休み宿題スペシャル」(フジテレビ系)は、極楽とんぼの山本圭壱が約10年ぶりにテレビ出演を果たすことで話題となっていた。お茶の間が注目するなか、「めちゃイケ」メンバーたちと再会を果たした山本は予想以上に明るく、笑顔を浮かべる余裕を見せていた。
たとえ照れ隠しだったにせよ、メンバーや世間に謝罪することもなく休業状態に入っていただけに、山本のこの姿にはメンバーはもちろん視聴者の多くも違和感を覚えたのは確か。そんな山本に対して、最初に物申したのが岡村だった。
5月に放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で、ベッキーが不貞騒動を謝罪したシチュエーションを再現し、パロディー要素全開で岡村は山本とベンチに横並びになって対談。その演出については世間からのツッコミがかなり多かったようですが、その批判を打ち消すほど岡村がいい仕事をしたと称賛されているのだ。
「山本の『落ち込んでいる顔やへこたれている顔よりは満面の笑みかな』という反省の色が見られない態度に対して、岡村は『何の意味もない強がりはいらないと思う。あんだけのことがあったんだから、それは間違った解釈だと思う。しっかり頭下げて謝らなければいけない』と、優しい口調ながら間違いをしっかり指摘。涙を浮かべながらも口にする一言一言はしっかり的を射ていたため、説得力もあったと岡村に感心する視聴者も多かったようですね」(エンタメ誌記者)
岡村は根が真面目すぎると言われるが、それが今回はいいほうに出たのは間違いない。視聴率も今年最高を記録。岡村の好感度も少しは回復したようだ。
(田村元希)