元KARAの知英が8月7日、ミュージカル「スウィート・チャリティ」の製作発表会見に出席。初舞台でミュージカル初主演することを発表した。同作はブロードウェイの大ヒットミュージカル。お人好しで男に騙されてばかりのヒロインが真実の愛をつかむまでを描く。
「会見で知英はベテラン共演者に囲まれて、緊張しまくり。元々ミュージカルが大好きでよく観ていたが、よもや自分にオファーが来るとは考えてもいなかったそう。すでに稽古が始まり、予想以上の激務と初物づくしのプレッシャーに押しつぶされそうとか。3分の休みもないほど全編出ずっぱりで、セリフは膨大。ジャズからバラードまでジャンルの違う曲と踊りを完璧にこなさないとならない。『死ぬ気で、歌って踊ってセリフを覚えて頑張ります』と意気込んでいたが、なんせ初体験。大丈夫ですかね」(演劇ライター)
女優の舞台初挑戦でいきなりの初主演といえば、堀北真希と有村架純の「ジャンヌ・ダルク」、川口春奈の「生きてるものはいないのか」など、例がないわけではない。だが、どちらもミュージカルではない。来年1月の「キャバレー」で、長澤まさみがミュージカルに初挑戦するが、舞台は4度目で慣れている。それだけに初舞台で初主演、初ミュージカル挑戦がいかに大変かは、想像できるだろう。
知英は2年前にKARAを脱退、日本で芸能活動を始めた。最初は日本語がおぼつかないため役が限られていたが、地道な努力でめきめき上達。今では日本語を英語やダンスと並ぶ特技と胸を張るほどに成長した。歌と踊りが必須のKARA時代を考えると、初ミュージカルのハードルは本人にとってそれほど高くのないかもしれない。
今回の挑戦は知英の所属事務所のお家事情のせいと明かすのはベテランの芸能ライターだ。
「知英の事務所は、結婚、妊娠休業した堀北真希が長く看板を務めてきた。もっか堀北のいない穴を埋めようと必死だ。だが、2番手推しの桐谷美玲は月9ドラマ爆死中で、にっちもさっちもいかない。知英なら、歌も踊りも演技もひととおりできる。何しろ異国で一人頑張っているだけに、やる気が半端ない。場数さえ踏めば、事務所の稼ぎ頭になれるはず。歌手活動、写真集出版とバックアップを惜しまないようです」
もっとも当の英知は日本を足掛かりに、5年先の世界進出を見据えているという。金のかけ損になるかも!?
(塩勢知央)