リオ五輪で男子柔道「全階級メダル獲得」という偉業を成し遂げた井上康生監督。さっそく彼の指導法、選手からの絶大な信頼などが取り上げられているが、一方でその比較対象として挙げられるのが篠原信一元監督だ。
「ロンドン五輪で金メダルゼロの責任を取って辞任しましたが、彼の教え方は精神論、根性論のスパルタ指導。猛練習で選手を追い込みケガ人が続出しました。選手からの不満も多かったそうです」(スポーツ紙記者)
これだけ大差をつけられては、代表監督復帰の道は閉ざされたと見るしかあるまい。
しかし、当の篠原はお構いなし。今大会前には解説者としての仕事が1本も入らなかったのに、日本柔道の大活躍で「柔道関係の仕事が増える」とほくそ笑んでいるという。金メダルを獲った大野将平選手には、リオからの中継で「篠原先生、面白いコメント、頑張ってください」とコケにされる姿をさらしたが、それでも本人はまったく動じていないようだ。
「今や篠原はタレントとして大活躍していますからね。情報番組やワイドショーでのコメンテーター、バラエティ番組や各種イベントのゲストなど引っ張りだこです。なにしろ、190センチの体格とインパクトのある風貌を兼ね備えていますからね。柔道フィーバーでもうひと稼ぎしようと、鼻息も荒いのではないでしょうか」(広告代理店関係者)
選手、指導者として獲り逃した金。しかし、芸能の道で着実に金(カネ)をモノにしているようだ。