女子生徒の制服を盗んだとして逮捕・起訴されている元お笑いコンビ・キングオブコメディの高橋健一被告。9月2日には東京地裁にて公判が開かれ、懲役3年が求刑された。だがその話題性もあの俳優と比べれば微々たるものだったという。週刊誌記者がしみじみと語る。
「公判当日には高橋被告の名前がネット検索される回数が急増。ただ同じ9月2日には、高畑裕太容疑者の名前で検索された回数が15倍以上も多かったのです。世間に与えた衝撃度は高畑容疑者のほうがはるかに大きかったというわけですね」
その高畑容疑者は、女優・高畑淳子の息子ではあるものの、本人は決して著名俳優だったとは言い難い。そんな22歳の駆け出し俳優がなぜこれほどまでに注目されているのか。前出の週刊誌記者が指摘する。
「やはり婦女暴行という犯罪の悪質性でしょう。もちろん高橋被告の制服窃盗も芸能人の犯罪としては前代未聞ですが、世間には『ヤツならありえる』と納得する空気もありました。それに対して高畑容疑者のほうは一種の凶悪犯罪であり、世間に与えた衝撃度が段違いだったのです。芸能人がらみの犯罪で今後しばらくは、これを超える衝撃は出てこないようにも思えます」
高橋被告の元相方だったキンコメ今野浩喜が俳優業などの仕事を続けているのに対し、高畑容疑者の母・淳子は世間からのバッシングで女優業再開もままならない状況だ。犯罪の軽重を語るのはナンセンスとはいえ、高畑容疑者が犯した罪の重さは世間にも重く受け止められているようだ。
(金田麻有)