今や飛ぶ鳥を落とす勢いの広瀬すず。その仕事と評判を全方面から解剖する! 映画やドラマ以上に広瀬の姿を見ることができる場といえば、やはりCMだろう。10代タレントでは断トツのCM女王に君臨しており、昨年の出演企業数では上戸彩の13社に次いで、有村架純らと並ぶ12社で女性第2位。今年上半期も有村架純らと同点2位の11社につけている。
そんな広瀬の出演CMは大手に偏っているのが特徴だ。若手女優にとって登竜門的存在になっているロッテ「ガーナミルクチョコレート」では、14年の母の日篇から出演。その後もチョコびらき篇やバレンタイン篇と引き続き出演し、同CMの顔となっている。
CM好感度トップ級のソフトバンクモバイルでは、「白戸家」の母親である樋口可南子の少女時代を務めたことで話題に。ただし同CMへの初出演は14年のPepper篇で、この時はセリフが一切ないまま、河原で涙を流す叙情的な演技で、女優としての本領を発揮していた。15年の「MOON RIBAR」篇では元・ちびまる子ちゃん役として、小泉今日子扮する元・セーラームーンが経営するダイニングバーのアルバイトとして登場。今後も様々な役で出演し続けることになりそうだ。
そして何より広瀬にかかる期待感を示したのが、JR東日本が91年から展開している「JR SKISKI」の14年度イメージキャラクターに抜てきされたこと。同社管内のJR駅では広瀬の顔を見ないことはなかったのである。
さらに15年末から翌年にかけては、樹木希林が40年以上にわたって出演し続け、年末年始の風物詩とも言える富士フイルム「お正月を写そう♪」篇にも起用。いずれも全国区の「ナショナルクライアント」ばかりなのは注目点だろう。
そんな広瀬の出演CMで最もネットを騒がせたのは、「一平ちゃん夜店の焼そば」だ。CM中の「全部出たと?」というセリフに対して一部視聴者からクレームが入り、「好きな人おると?」に差し替え。CMのセリフまでも迷言となってしまった。