9月16日発売のFRIDAYが「独占スクープ!」と銘打って、高畑裕太の婦女暴行傷害事件で示談交渉を仕切った人物の記事を掲載したことで、ここまで大逆風だった高畑淳子サイドが俄然、明るいムードになってきているという。演劇関係者が語る。
「所属する『青年座』で淳子さんは稼ぎ頭。事件をきっかけに編集で出演番組から発言をカットされるなど“なかった人”の扱いになっていました。このままでは劇団経営も立ち行かなくなる危機的状況で、劇団内でも腫れ物に触る扱いでした。ところが、その報道をきっかけに、『大丈夫』『問題なしですよ!』と淳子さんを励ますようになったようです」
その後、9月21日発売の週刊文春が、供述調書などをもとに犯行に至る経緯を子細に再現。被害女性から相談を受け、警察に通報した「知人男性」である元暴力団組員に直撃。さらに、被害女性にも直撃しているが‥‥。
「淳子さんは本気で、裕太の復帰を考えています。しかし、不起訴処分は『無罪』ではありません。文春報道はかなりリアリティーがあるのですが、裕太の供述を元に犯行の再現が行われています」(前出・芸能記者)
行為が“合意”であったことを裁判で立証すれば裕太の「無罪」が証明されたことになるのだが、高畑サイドは裁判の権利を放棄して示談を選んだ。
高畑サイドの“内輪だけ”の盛り上がりに広告代理店社員はため息をつく。
「通報者が『暴力団関係者』であろうがなかろうが、罪は罪です。どうもそこがズレている。今の時代はネットの影響力が強い。今、淳子さんを番組に出しても、番組スポンサーに猛抗議が来ることは目に見えている。裕太復帰となれば、さらに激しいのは火を見るより明らかです」
矢口真里が不貞現場を元夫に発見されたのが3年前。今年4月に騒動以来初めてCM出演したが、消費者からの強烈な抗議で放映中止となった。極楽とんぼの山本圭壱が少女に手を出し芸能界から姿を消したのは06年のこと。今年8月に「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)でテレビ復帰したが、即座に番組スポンサーが降りることとなった。実に10年経っても「みそぎ」とはならなかったのである。
高畑母子がいくら勝手に「勝利宣言」したとしても、虚しく響くばかりだ。