新たに音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」を立ち上げ、東中野の新築アパートを1棟借りて写真展を開催するなど、最近新たな展開を見せている女優・のんが、今度は人気ゲームのCMに登場した。ドラゴンクエストのスマートフォン向けRPG「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」の“スライム役”として起用されたのだ。
「のんはかつて“能年玲奈”時代の2014年にも同ゲームのCMにも出演しました。今回の起用は“のん”に改名してから、一番大きな仕事じゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)
このCM出演について彼女は「久しぶりにこの水玉のかぼちゃズボンとスライムの顔になれて、めちゃくちゃ興奮してます!」と喜びを語った。
今回のCMでは「倒されても篇」と「スライムがあらわれた篇」で登場。「倒されても篇」では、スライムのかぶり物をしたのんが雨や泥で汚れた姿で草原に立ち「何度倒されても、ボクは負けない!」と力を込めて宣言している。まるで今の彼女の生き様を言葉にしたようなセリフに、ネットでは「実感こもったセリフに複雑な気持ちになるが嬉しい!」「逆風に負けずによく頑張ったな」「能年スライムがのんちゃんスライムになって復活するのは本当に嬉しい」など、ファンからも多くのコメントが寄せられた。
「実際“能年玲奈”時代の仕事はもうできないものと、業界関係者のほとんどが思っていましたからね。これは彼女の個人事務所の勝利と言っても過言ではないでしょう」(放送作家)
実際、昨今ののんの意欲的な活動には、目を見張るものがある。8月6日にはのんのオフィシャルファンクラブ「NON KNOCK(のんのっく)」を開設。自身が立ち上げたレーベル「KAIWA(RE)CORD」では発足記念としてEP盤「オヒロメ・パック」の発売が決定して、予約受け付けも開始されている。
「高橋幸宏を始めとするレジェンドアーティストとの交流が、音楽の世界にとどまらず、映画やドラマの世界にも広がっていけば、メジャー復活への近道にもなるはず。このCMはその第一歩になりそうですね」(前出・放送作家)
以前所属していた事務所と契約が切れる時に、「契約終了後も『能年玲奈』を芸名として使用するには、事務所の許可が必要」という旨の文書が送られたというのん。「何度倒されても、ボクは負けない!」精神で、新たな“のん時代”を切り開いていってほしいものだ。
(窪田史郎)