失礼過ぎる発言にあの世界的俳優の表情もこわばった。
9月22日に放送されたバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の人気コーナー「新・食わず嫌い王決定戦」に、ヒット中の映画「怒り」に出演する渡辺謙、宮崎あおい、妻夫木聡、綾野剛の4名がゲスト出演。石橋貴明チームに渡辺&宮崎、木梨憲武チームに妻夫木&綾野と分かれての団体戦形式で対決が行われた。
番組冒頭で渡辺は罰ゲームとしてパイ投げを提案。結果、負けた妻夫木と綾野はパイ投げに人生初挑戦するなど、見どころたっぷりの内容だった。
渡辺も様々な内容のトークや、パイ投げにはしゃぐ後輩たちの姿を見て上機嫌だったが、一瞬だけ石橋の失礼すぎる発言に顔を曇らす場面があったという。
「妻夫木に美味しい麻婆豆腐の作り方を教えたりと、料理好きで知られる渡辺が豊富な知識を随所で見せていました。それに対して、石橋は『そのうちたぶん料理番組やりますね』と持ち上げた。しかし、それに続けて『堺さん死んだら“チューボーですよ!”を』と、なんと料理番組『新・チューボーですよ!』(TBS系)で司会を務める堺正章が死んだら、後任は渡辺が務めるべきだと縁起でもないジョークをぶち込んでいました。これには渡辺も苦笑いで『事務所一緒なんだからやめてくれよ』と反論するのが精いっぱいだったが、その注意を受けても石橋は『なかなか死なないんだからさ!』と話すなど、悪びれる様子も一切なかった。その他の共演者も反応にかなり困っていましたね」(エンタメ誌記者)
この石橋の不謹慎発言には「こんなこと言っていいの?」「謙さん、ブチ切れそうだったんじゃないか」「石橋が死んだらその番組やってもらえよ!」「観ていてあ然となった」など、常識ハズレといった批判がネット上に殺到。
ただでさえ、自身も白血病で闘病、奥方の南果歩も乳がんを患うなど、私生活では病魔とは無縁でない渡辺謙だけに、テレビ画面で見る以上に石橋に“怒り”を覚えたに違いない。
(田中康)