「東に石橋あり」とその名を轟かせてきた「とんねるず」の石橋貴明(56)が、その落日の時を迎えようとしている。かつては、吉本興業を中心とする関西芸人を敵視していたもののもはや“ご威光”をなくした今となっては、かつての“敵”にもヨイショする日々だという。
その石橋の凋落ぶりを詳報しているのが9月25日発売の週刊アサヒ芸能10月4日号だ。フジテレビ系で放送していた「とんねるずのみなさんのおかげでした」終了から半年あまり。現在、唯一の冠番組「石橋貴明のたいむとんねる」(以下「たいむとんねる」)が放送されているものの、視聴率は3%台に低迷し、かつては視聴率男だった栄光ぶりはもうみじんも感じられない。放送作家が言う。
「9月10日に放送された『たいむとんねる』ではゲスト出演した後輩芸人の千鳥のノブが、『お笑い番組をやりましょう』と切り出したもののタカさんは『オレはやりたいんだけどねぇ…』と言って口を濁してしまった。続けて『でももうあれでしょ。自分らでやれるでしょう?』と力ない言葉が出てしまった。これまで素人いじりで強気の発言がタカさんの持ち味でしたが、イケイケ時代の全盛期のとんねるずとはほど遠い発言でしたね」
そしてわがもの顔でとテレビ局を闊歩していた時代からは、信じられない話だが、後輩芸人に“土下座外交”も辞さない振る舞いに周囲も驚きを隠さないというのだ‐。