AKB48の“ぱるる”こと島崎遥香が、AKB48からの卒業を公式に発表。活動最終日は12月31日で、NHK紅白歌合戦を卒業への花道とすることは確定的となった。だがAKB48メンバーの卒業と紅白には因縁があるはず。アイドル誌のライターが説明する。
「2013年末の紅白にて大島優子が突如、卒業宣言したことで問題になったものです。視聴者からは『公共の電波の私物化』と批判され、芸能界からはこの日が最後の紅白出演だった北島三郎とEXILE・HIROの顔をつぶしたとして大ブーイングを浴びました。なにしろジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長までも、『(北島を)もっと盛り上げてほしかった』と苦言を呈したほどです」
しかも今回は12月31日に解散するSMAPにとって最後の紅白という大テーマがあり、そこに卒業を被せるなどもってのほか。それなのにAKB48側はなぜこの日を選んだのか。その裏にはNHKとの密約があるのではないかと、芸能ライターが指摘する。
「一部で噂されているようにSMAPが紅白を欠場するか、もしくは出場しても解散には一切触れないで進行するのではないでしょうか。ただ、それでは目玉となる企画がないので、島崎の卒業を“当て馬”として用意した可能性が考えられます。これならSMAP解散を大ごとにしたくないジャニーズと、島崎を円満に卒業させたいAKB48の双方が満足できるはずです」
伝統の「紅白歌合戦」がタレントの解散や卒業に右往左往させられるとは、時代もずいぶん変わったものである。
(金田麻有)