「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」の世界的な動画大ヒットで一躍、時の人となったピコ太郎。関連動画の9月30日から10月6日までのユーチューブでの再生回数が世界1位に輝くという日本人初の偉業を成し遂げた。
この反響の大きさには本人がいちばん驚いているようだが、ノリに乗ったピコ太郎は早くも次なる動画「NEO SUNGLASSES(ネオ・サングラス)」を投稿。10月上旬にアップしたばかりだが、すでに再生回数は600万回を超え、かなりのハイペースでヒットしているようだ。
サングラスをかけて「暗い暗い暗い」と連呼し、途中でそのサングラスを上にあげて、今後は「明るい明るい明るい」と連呼。最後はサングラスを片目だけにかけて「とんとん‥‥」でフィニッシュするというネタだが、じつは残念ながら「PPAP」と比べればそこまで評価が高いわけではない。ネット上でも「PPAPは面白かったけど、こっちは正直微妙」「これはやっつけ感すげえわ」「もう少し『PPAP』で様子見てもいいんじゃないの」「海外で飽きられるのも時間の問題では?」など手厳しい意見が目立つ。
「『PPAP』動画の悪い評価は全体の評価の1割程度。ところが『NEO SUNGLASSES』は全体の3割が悪い評価となっている。ピコ太郎としてはこの絶好のチャンスに新作をどんどんリリースしていきたいところでしょうが、すでに『飽きた』という声も多いですからね。それ以上に、動画は好きだが番組でのトークなどがあまり面白くないという指摘も非常に多い。まさに青天の霹靂のような大ヒットで、いろいろな対策ができていなかったことを露呈しています。本人も周囲も今後どうしていくかは頭を悩ませているところでしょう」(エンタメ誌記者)
とはいえ、リズムネタは好き嫌いがきれいに分かれることも特徴。ピコ太郎のネタは特徴的なチープサウンドと究極のシュールさが売りのため、評価はユーザーに刺さるかどうかだけという完全な他力本願だ。「続けていれば第2のPPAPは出てくるよ」という楽観したファンもいるだけに、ここはトークを磨くより「数打ちゃ当たる」でいくしかない!?
(本多ヒロシ)