配信曲「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」が人気歌手ジャスティン・ビーバーのツイッターから広まり、「あの独特のフレーズが頭から離れない」と大ブレイクを果たしたシンガーソングライターのピコ太郎。
プロデュースという名の下、元底ぬけAIR-LINEでお笑い芸人の古坂大魔王が扮していることは周知の事実である。若い世代から絶大なる人気を得たピコ太郎こと古坂大魔王だが、ブレイク前に大きな野望を持ち、とある人気番組に出演したことがあった。
「2000年代前半に放送されていた、起業したい若者が自身のビジネスプランをプレゼンし、社長らに出資を募る『マネーの虎』(日本テレビ系)という番組です。古坂大魔王は、『芸人は辞め、音楽で海外デビューし世界を驚かせてやりたい!』とロンドンへの渡航費用700万円を志願したんです。結局、古坂の考えていたプランが行き当たりばったりなものだったため、社長たちの賛同を得ることができず、ノーマネーでフィニッシュでした」(放送作家)
それから10年以上が経ち、違う形ではあったものの古坂は音楽で世界中から注目されることとなった。あの時、古坂の才能を見抜けず出資しなかった社長らは今頃、リンゴにペンを刺して悔しがっているかも?
(佐藤ちひろ)