Hey!Say!JUMP山田涼介主演ドラマ「カインとアベル」(フジテレビ系)の視聴率が苦戦している。10月31日に放送された第3話は初回の8.8%、第2話の8.6%から6.9%に急落した。
テレビ誌のライターは「敗因はキャストと物語のミスマッチ」と指摘する。
「フジとしては、韓国で平均視聴率16.8%だった物語のリメイクだから、ある程度の数字は見込めると思ったのでしょう。ですが、韓国版はソ・ジソブとシン・ヒョンジュンの2大スターが兄弟を演じました。しかも、ソ・ジソブが兵役後の連ドラということもあり、話題性もあって注目されたんです。フジはまずそこを見誤った」
物語のテーマは韓国版も日本版も変わらず、父から寵愛を受ける兄への嫉妬心から、兄の恋人や父からの信頼を奪ってやろうと葛藤する弟というストーリー。
「けれども、弟役で主演の山田は、とても野心むき出しで兄の恋人を略奪するようなキャラには見えませんし、兄役の桐谷健太も副社長を務めるようなインテリジェンスを感じない。そもそも山田ありきでのドラマだったのなら、もっと別の物語を選択するべきでしたね。リメイクということで物語を大幅に変えることもできませんし、視聴率回復を狙う策もないでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
“月9ドラマ”ワースト記録を更新中の「カインとアベル」。初主演だった山田にとっては、不名誉な歴史になるのは確実のようだ。