北島康介負けた時の言い訳は「燃え尽き症候群」
寺川綾は「しつこいくらい追いかける」超肉食女子
シドニー五輪以降、日本の総メダル数の20%以上を獲得してきた競泳。その中でも金メダル候補筆頭といえば、前人未到の3大会連続2種目(男子100メートル・200メートル平泳ぎ)制覇に挑む北島康介(29)だ。
*
「達人の域に入ってきた」
辛口で知られる恩師の平井伯昌コーチをそううならせる北島。だがそんな大物にも悩みはあると、スポーツ紙五輪担当記者が話す。「最大のライバルだったノルウェーのダーレオーエンが4月に急逝。モチベーションが低下しているのは事実で、『これで金を獲れなかったら何を言われるかわからない』と。さらに、『燃え尽き症候群だと言われる』と心配しつつ、それが負けた時の言い訳になるんじゃないかとも・・・・」
それでも「北島康介 夢、はじまる」(学研マーケティング)の著書もある、前出の折山氏は話す。
「現在、100メートルで58秒台を出せる選手は北島しかいません。200メートルも同じく調子がよく、金メダルへの挑戦はもちろん、『自分自身の限界』に挑んでいます」
五輪を最後に現役引退もささやかれるが、
「09年3月に当時のマネジメント会社との契約を延長せず、アメリカに拠点を移した。『水の中にいるのがいちばん幸せ』と語るほどで、(同じ事務所所属だった)中田英寿氏のようにスポーツビジネスには興味を持たなかった。水泳界に残り、指導者の道を選ぶことでしょう」(スポーツライター)
女子に目を向けると、注目株は100メートル背泳ぎの美人スイマー・寺川綾(27)。テレビ局関係者が話す。
「高校2年で出た世界選手権で注目され、アテネ五輪で8位入賞。が、北京五輪出場を逃し、引退もささやかれましたが、平井コーチに師事してみごとに復活。水泳界では超ベテランと言われる27歳で自己記録を更新し続けています」
美貌にも磨きがかかり、他の競技選手や財界人から食事の誘いが相次ぐというモテモテの彼女だが、公式フォトエッセイ「夢を泳ぐ。」(小社刊)に語っていた男性観は意外なものだった。
「追いかけるタイプ。肉食女子だと思います(笑)。この人、と思ったら『しつこい』と言われるくらい自分から行きます」
ふだんはおっとりしていても、水泳と恋愛においては攻撃的なのである。