テレビ出演していない底辺グラドルにとって、ファンとの撮影会は貴重な収入源になっていた。
「個人撮影会で1時間1万5000円として、その日に6人と撮影をすれば、スタジオ側と折半して1日のギャラは4万5000円。それを月に4回やれば18万円は稼げるので、それだけで食べていくことはできます」(吉沢)
さらに、やりくりしながら、整形費用まで工面するグラドルもいる。前出の吉沢も過去に整形を経験していた。
「大手事務所で期待されている子は経費が出ますが、小さい事務所は実費。私も小顔にするためエラ部分にボトックス注射をしました。『理想の小顔なら200万円』と言われましたが、お金がなかったので2万円コースを選びました。顔は細くなったのですが、3日目から口と頬の神経(表情筋)が動かなくなり、笑うことができなくなった。もう懲りましたね」
そんなグラドルの懐が温かくなるのが、「ギャラ飲み」と呼ばれる飲み会だ。男性陣は大手企業の社長や業界人などが参加。女性陣は飲食代がタダになり、ギャラまで発生する。相場は有名なアイドルで2万~5万円、底辺グラドルなら5000円~1万円の臨時収入になるという。
「飲み会のあとに主催者から、『あの人と飲みに行ってきたら』と勧められたことがあります。あとで聞いたら、2人で会うと“追加料金”が発生して、最後まですることもあるとか。また、グラドルの中にはびっくりするぐらいかわいくない子もいるのですが、プロ野球選手のセフレだった、というのはよくあるパターン。実際にその子から某球団の現役有名野手との夜のプレイを聞かされたことも。野球選手に“微妙”なグラドル好きが多いのは不思議です(笑)」(前出・吉沢)
大手音楽事務所に所属していても、スタッフに経費を“ポッポ”されてしまうこともある。歌手として活動する美央(28)=仮名=がこう明かす。
「デビューからメディアに取り上げられ、事務所から期待の新人として扱われていました。私を担当していたスタッフには、新人を育てるために事務所から『育成費』として月40万円くらい出ていたんです。本来は耳を養うためにライブに連れて行ったり、御飯代に使われるのですが、そのスタッフは毎日風俗に通っていたことが発覚。私は関係ないのに事務所で腫れ物扱いされるようになり、居づらくなって辞めました」
今は別の音楽事務所で活動を再開したという。
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