年末特番の収録が始まり、バラエティ番組の「ひな壇」では人気グラドルの需要が急増。だが、その裏で売れないグラドルは過酷な状況下で日銭を稼ぐ日々。DVDは激安単価なうえ、事務所には「枕営業」部隊が待機も──芸能界の“明暗”を知るグラドル嬢が業界の知られざる世界をぶっちゃけ暴露しちゃう!
年の瀬が迫り、芸能界は大忙しのシーズン到来。人気タレントは年末特番の収録が始まり、朝から晩までスケジュールは真っ黒。往年のアイドルはクリスマスディナーショーで荒稼ぎし、大みそか恒例の「紅白歌合戦」では、“目玉”候補のキャスティングを巡って所属事務所とNHKの綱引きが土壇場まで続く。
しかし、強烈なスポットライトを浴びている芸能人は一握り。売れるためにあらゆる“努力”をしても、芸能界の「暗部」に弄ばれただけで、芽が出ずに埋もれたまま終わるケースも多い。
11月18日に発売され「現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話」(彩図社)の著者であり、Kカップ100センチの爆乳を武器に芸能活動をしている吉沢さりぃ(31)が、芸能界の「実態」について話す。
「都市伝説のように語られる『枕営業』は、本当にあります。私も以前、知名度のあるグラビアアイドル(以下、グラドル)が所属する事務所のスカウトマンに新宿で声をかけられました。喫茶店で仕事の話を聞いたあと、『単刀直入に聞くけど、枕営業ってどう思う?』と尋ねてきたのです。その時は笑いながら話していたのですが‥‥」
後日、社長を紹介してもらって面接すると、海外でDVD撮影をする方向で話がとんとん拍子で進んでいった。前出・吉沢が続ける。
「事務所と正式契約の日にハンコを持ってスカウトマンに会ったら、『じゃあ行こうか。社長とまずエッチしてから。DVDの話もエッチしだいだよ!』とホテルに誘ってきました。初日に聞いた話は冗談ではなかったんです」
吉沢はその場できっぱり断ったが、実際に枕営業を受け入れるタレントもいるという。
「大手事務所だと『特攻隊』という存在がいて、接待要因として所属するグラドルがいます。本人に『枕営業もある』と教えてから所属させる場合と、純粋に芸能界で活躍したいけど売れる見込みがないから、いつの間にか特攻隊にさせられているパターンがあります。事務所主催の飲み会を開き、プロデューサーや番組のキャスティング権を持った人が招かれ、飲み会後にはホテルで特攻隊が全裸で待機。“隊員”は寝た相手から1回3万円もらえればいいほうです」
グラドルと同じように、アイドルの世界でも枕営業は確かに存在していた。都内のライブハウスを中心にアイドル活動する菜実子(24)=仮名=はこう語る。
「アイドルの場合はテレビ局関係者より、ライブイベントの主催者に枕営業する子が多い。その見返りとしてライブの出演時間を増やしてもらいます。人気がなくてファンも両手で数える程度なのに、不自然に出演時間が長いと、『あっ、やったな』と(笑)」
仲間にバレバレとなる。