12月9日に芸能界引退表明をした俳優の成宮寛貴。これには新宿二丁目の人々も大きな動揺を見せている。「あの引退コメントはズルい。知られたくないセクシャリティがクローズアップされることを挙げ、その文章の後に『絶望』とか『消えてなくなりたい』なんて続いていたら、誰もが成宮くんの心情をおもんばかって薬物疑惑の真偽を問い詰めにくくなることをわかってやっている気がしてならない。自分のセクシャリティをダシにして世間の目を薬物疑惑から逸らせようとしているみたい」(飲食店経営者)
12月2日発売の「フライデー」を待たず、その前日である1日に薬物疑惑報道を「事実無根」「あらゆる法的措置をとる」と先回りして否定していた成宮と所属事務所。7日には事務所が準備した病院での尿検査を断った成宮が、自身で用意した簡易検査キットで尿検査したところ「陰性」だったと公表されたにもかかわらず、翌8日には成宮が事務所に引退を申請。翌9日午後4時に成宮は引退を表明。同日午後7時にはフライデー編集部が成宮の所属事務所から訴状は一切届いていないことを明かした。
「成宮と事務所の間にも何か事情が生じたのでは。でなければこのスピード引退は腑に落ちない。やくみつる氏の『解雇に近い印象』と同意見です。事実無根なら徹底的に戦うべきだし、筋を通すふだんの成宮ならそうするはずなのに引退はおかしい。ただし彼が傷心状態なのは確か。とても心配です」(二丁目常連芸能関係者)
ファン同様、二丁目の住人たちにとっても腑に落ちない引退劇だったようだ。