ピースの綾部祐二が会見でニューヨーク移住をブチ上げて、はや2カ月。あっと驚く裏話が明るみに出た。
南海キャンディーズの山里亮太が自身のラジオ番組「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)で明かしたところによると、あの会見にはかなりの脚色があったようなのだ。綾部はアメリカに移住し、数年間英語を勉強。コメディアンとして活動しながら、将来的には役者としてハリウッドに挑戦したい、と大真面目に夢を語った。又吉直樹とのコンビを休業、高額ギャラを捨てての一からの挑戦に、所属する吉本興業の先輩・後輩が感動、激励のエールが飛び交った。だが、それは真っ赤な大嘘だったというのだ。芸能ライターが解説する。
「山里がスタジオのメイク室で綾部と遭遇。さっそく留学話についてツッコミを入れると、全く準備していないという。スタンドアップ・コメディアンになる気もさらさらなく、ニューヨークのオシャレなカフェで働くのが、渡米の一番の目的だと打ち明けられたのです。綾部にとって、『カフェ従業員がプロデューサーの目にとまって、スターダムを駆け上がる夢が転がっているのが、ニューヨークの街』という認識のようで‥‥。とはいえ、スカウト狙いではなく、ただただ『おしゃれなカフェで働きたい』の一心。つまり綾部は来年4月から、ニューヨークのカフェで2年くらい働くつもりらしいのです。『言うタイミングがないから』とラジオで話すように頼まれた山里は、12月14日の放送で報告。だが、リスナーの反応はゼロ。『アメリカでビッグになる』と宣言しておきながら、実際はカフェで働きたかっただけのショボイ話は、誰からも相手にされません」
「そもそもなぜニューヨークにこだわるのか、皆目見当がつかなかった」と言う女性誌記者もこう続ける。
「綾部にとっては、1にも2にも『ニューヨーク』だった。渡米目的が就労の場合、米国大使館で非移民ビザ申請をしなくてはなりません。こんな薄弱な理由でビザがおりるとは思えないし、吉本もすんなり送り出すとは思えませんが‥‥」
吉本の社長に「お笑い界の野茂英雄になりたい」と訴えた綾部。嘘も方便だったようだ。
(塩勢知央)