紅白の総合司会から“落選”したNHK有働由美子アナ(47)。ご機嫌斜めと思いきや、なぜか局内で満面の笑みを浮かべるのだった──。
16年「紅白歌合戦」の総合司会に「ニュース7」のキャスター・武田真一アナ(49)が大抜擢された。
これまで報道畑を歩み、歌番組の司会をしたことがない武田アナのサプライズ人事に驚きを隠せなかったのは、5年連続で紅白総合司会を狙っていた有働アナだろう。NHK局員はこう話す。
「有働は疑いを持たず、秋ぐらいからどんな衣装を着るのか、ずっと悩んでいました。局内でも『有働で決まり』という見方が強かったのですが、16年4月に熊本地震が起きたこともあり、熊本出身の武田アナに白羽の矢が立ったそうです」
有働アナの衣装といえば年々セクシー度が増して、15年の紅白では大胆に胸元と背中がパックリ開いた黒いドレスで登場。出演者とのトーク中に前かがみになるたび、深い谷間があらわになって視聴者の目を釘づけにしてきた。NHKの籾井勝人会長(73)みずから、
「出演者より目立った人がいる」
と、有働アナの過剰露出をくさすこともあった。
「会長からのイヤミを有働本人は全然気にしていません。デコルテラインと美脚を維持するため、毎週スポーツジムに通って、大好きなお酒もなるべく8時以降は飲まないように控えていました」(前出・NHK局員)
こうした“一肌”脱ぐための努力もむなしく、お披露目の座を譲ることになってしまったのだ。
これまでも進行を担当する「あさイチ」の番組内で、「本当にイッちゃいそう」と発言したり、「避妊具」を連呼するなど自由奔放にやってきただけに、ふて腐れて大荒れしてもおかしくないところ。幹部は、有働アナに対して、
「あなたがNHKの“顔”なのは十分、世間に知られています。紅白で背中を出したり、脚を出したりしなくても大丈夫でしょう。将来はNHK生え抜きで、初の女性会長を目指してほしい」
と言って、“説得”さえした。こうして有働アナの視界には、別の舞台が映るようになったのだ。
「夏の人事では、目標にしていたエグゼクティブアナウンサーは見送られましたが、昇進するのは時間の問題です」(NHK関係者)
この最大級の評価に対して、有働アナは満面の笑みを見せて、
「鋭意努力します」
と返し、“決着”がついた。12月下旬には、裏方に回って紅白を支える有働アナの姿が目撃されている。
「武田アナや紅組司会の有村架純さん(23)、番組スタッフら30人近くが集まり、進行の流れを確認しました。その場に有働さんも参加していたんです。これまでの経験をしっかりと伝えて、武田アナにもアドバイスを送っていました」(番組スタッフ)
が、実は「紅白」放送直前まで有働アナの出演の可能性は残っているという。
「統括プロデューサーは『(有働アナに)何らかの形で出てほしい』と周囲に話していました。NHK大河『真田丸』のコーナーを作って、ドラマのナレーションを担当していたので、参加するかもしれません」(前出・番組スタッフ)
「目玉なし」と言われる紅白。“復活”した有働アナのセクシー衣装は、はたして見られるか。