視聴率好調のドラマが続出した2016年。10月クールでも「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)などの話題作が登場するなか、ひとり蚊帳の外となったのがフジテレビだった。テレビ誌のライターがため息交じりに語る。
「今年のドラマ視聴率ランキングで、フジテレビの作品はベストテンどころかベスト20にも顔を出さない有様。なんとか21位に入った『フラジャイル』も平均視聴率が9.8%に留まり、今年のフジテレビは10%ドラマを1本も生み出せないという体たらくだったのです」
そんな低迷状態のフジテレビに対して、ジャニーズのファンも怒り心頭だという。テレビ誌のライターが続ける。
「他局では松本潤の『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)が17.1%、大野智の『世界一難しい恋』(日本テレビ系)が12.8%、そして草なぎ剛の『スペシャリスト』(テレビ朝日系)が12.6%と、ジャニーズ主演ドラマが軒並み高視聴率をマークしました。一方でフジテレビではTOKIO・長瀬智也先の『フラジャイル』ですら2桁割れですし、山田涼介の『カインとアベル』が月9史上の最低視聴率を更新するなど、ジャニーズに恥をかかせたも同然です。これではファンが怒るのも当然でしょう」
この調子では、月9ドラマにジャニーズタレントが戻ってくる可能性はかなり低いのかもしれない。
(白根麻子)