1月27日に放送された長瀬智也主演ドラマ「フラジャイル」(フジテレビ系)が、思わぬバッシングを受けている。
長瀬演じる岸京一郎は、天才病理医。病理医とは患者を直接診察することはなく、組織や細胞を分析して診断を下す医師のこと。この日の内容は、腸の内視鏡検査でクローン病を疑う臨床医と岸が対立するというもの。なかなか診断を下さない岸に対し、臨床医は3回も内視鏡検査を繰り返す。
この番組を視聴していたネット民からは「大腸内視鏡検査やったことありますが、あれを3回も短期間でやるとかイヤ過ぎる」「これだけ何度も再検査ってなったら病院変えるだろ!」と、ドン引き。
しかも、結論としては“結核が原因”となるのだが、処置をしている医師、看護師もマスクをしていないことに、「結核の疑いって言ってるのにマスクもせずに対応とかありえない」「こんな病院、ヤバすぎて入院してられないわ」などの、至極まっとうな意見が殺到した。
「医療関係のドラマや映画を制作する際には、必ず医療監修があるはずなのに、感染症法において二類感染症の結核に対する誤解を与える設定でした。このところドラマが爆死状態のフジテレビですが、安易な作りをしていては、視聴者の失笑を買うだけです」(テレビ誌記者)
制作スタッフは、これら視聴者からの意見をどう見るのだろうか?
(李井杏子)