ポーカーにハマっていることを自認しているGACKTが1月18日、「アジア・ポーカーツアー2017」のフィリピン大会で決勝に進出。惜しくも優勝は逃したものの、予選初日には圧倒的な勝利で勝ち抜くなど、その実力を知らしめた。
そのGACKTは正月の人気特番「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日系)では39連勝を果たし、“一流芸能人”の肩書きを死守している。専門の音楽に加えて食や絵画などの分野でも一流ぶりを発揮し、ポーカーでも強いという無双ぶりだが、なぜGACKTはポーカーでも勝ち続けられるのか。ポーカーに詳しいライターがその秘密を探る。
「ポーカーは二つの側面を持つゲームです。ひとつは純粋に数学的な確率で、これは手持ちの札から計算できます。勝率の低い手札なら掛け金を捨てて降りるのも定石ですね。一方でどんなに自分の手が弱くても、相手が降りてしまえば勝てるのがポーカーというもの。だからこそポーカーフェイスで自分の精神状態を隠し、相手に疑念を抱かせる駆け引きが重要で、ここではプレイヤーの胆力が試されます。アーティストとして大きな舞台を経験してきたGACKTは、胆力の面で他のプレイヤーを凌駕しているのでしょう」
海外ではテレビの生中継もあるほどの人気を誇るポーカー。テレビ中継では自分の手札や表情などのすべてが映し出されてしまうため、気の小さい人は弱い手札で突っ張るべき時などに委縮してしまいがちだ。そんな状況では、場数を踏んできたGACKTが有利なのは確かだろう。
そして注目すべきは決勝後に投稿したインスタだ。仲間の日本人が優勝したことについて、「ボクは七位だったが悔しさよりも今は嬉しさで一杯ダァァァァ!!!」と喜びを爆発させたGACKT。そういった心の余裕も、ポーカーでの実力に繋がっていることは間違いなさそうだ。
(金田麻有)