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「パックマン」「ゼビウス」…創業者の他界で思い返される“ナムコ伝説”

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 数多くのヒットゲームを生み出してきたナムコの創業者である中村雅哉氏が亡くなり、ゲームファンの間に悲しみが広がっている。

 ナムコは1955年に「中村製作所」として設立され、アミューズメント施設に置かれた設備の製作などを経てゲーム事業に進出。1977年に社名を「株式会社ナムコ」に変更し、「パックマン」「ギャラクシアン」「ディグダグ」などの名作を世に送り出した。

「1980年代のゲームシーンを知るファンにとって、『ナムコ』の名前は特別なものがあります。ゲームセンターで一番輝いていたのは間違いなくナムコのゲームでした。ファミコンの時代になってからもそれは変わらず、ナムコはトップでありつづけたんです」(ゲームライター)

 ナムコの活動はゲームだけにとどまらず、1986年にはイタリアンレストランチェーンの「イタリアントマト」を買収して飲食業界に進出。1992年にはテーマパークの「ワンダーエッグ」を開園させた。現在はおもちゃメーカーのバンダイと合併し、「バンダイナムコ」としてビジネスを展開している。

 先のゲームライターによると、そんなナムコの偉大さを示すエピソードが残っているという。

「1983年に発売されたファミコンは当初、任天堂以外のメーカーがゲームカセットを製造することは許されていませんでした。エニックスやカプコンなどサードパーティと呼ばれるメーカーがどうしたかというと、ゲームのプログラムデータを任天堂に渡し、任天堂にカセットを製造してもらって、それを販売していたんです。ところがナムコだけは唯一、カセットの製造を許されていました。任天堂はナムコを優遇してでも、ファミコンに参加してほしかったんです。ナムコのゲームがすごかったことの証でしょう。ちなみに、ファミコンカセットはどれもみな同じ形をしていますが、独自に製造することが許されていたナムコのカセットだけは違う形なんですよ。後になって他メーカーも製造を許されたため、違う形のカセットも誕生しましたが」

「ゼビウス」「ドルアーガの塔」「プロ野球ファミリースタジアム」「源平討魔伝」などなどきら星のごときナムコのゲームたち。マニアならずとも一度はプレイしたことがあるのではないだろうか。

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