1月より始まった柴咲コウ主演のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」。徳川四天王・井伊直政を育てた井伊直虎という歴史的には知名度の低い人物が主人公にもかかわらず、初回視聴率は16.9%の好スタート。柴咲が本格登場した2月5日放送の第5話も16.0%と好調を維持している。
「脚本家の森下佳子は、ドラマ『JIN-仁-』(TBS系)やNHKの朝ドラ『ごちそうさん』を書いた実力派。歴史上では無名の主人公をどう描いていくのか楽しみですね」(テレビ誌ライター)
ストーリーもさることながら、注目が集まっているのが、宝塚時代に「女帝」と呼ばれた花總(はなふさ)まりのドラマ初出演だ。
「娘役トップスターを12年も務めたキャリアは、宝塚史上最長を誇ります。引退後は宙組でコンビを組んでいた男役のトップスター和央ようかの個人事務所のスタッフを務め、表舞台から身を引いていましたが、和央の結婚を機に舞台やミュージカルで復帰を果たしました。大河どころか、テレビドラマ自体が初出演。宝塚ファンの間では大変な話題になっていますよ。すでにNHKファンタジー『精霊の守り人』シーズン3にも出演が決定しています」(女性誌記者)
天海祐希、真矢みき以来、宝塚出身のスターが生まれていなかっただけに、ヅカファンは花總から目が離せないだろう。