2月14日はバレンタインデー。義理チョコが進化し、友チョコや俺チョコまでブームになる昨今。お笑い界の帝王、明石家さんまには、毎年、頭の痛い時期となる。その理由はもちろん、チョコレートだ。
「さんまはチョコレートが苦手なんです。もらっても食べない。断るのも悪いので、受け取るだけは受け取るんですが、食べません。昭和生まれだし、赤貧時代の記憶があるから、もったいなくて仕方がない。そのうえ、うっとうしいのが、義理チョコといえども、お返しをしなくてはならないこと。こんなことでケチだと思われたらたまりませんからね。とはいうものの、仕事場の女性スタッフにチョコレートをもらうのが、一番困るんです。還暦超えのバツイチ子持ち男だけに、若い女性の趣味や嗜好にはトンとうとい。何を贈っていいものやら、皆目見当がつきません。どのくらいの値段のものをお返しすればいいのかがわからない。それで毎年頭を悩ませているんです」(芸能プロマネージャー)
2月11日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」でさんまは、「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ)で共演中の久代萌美アナから、手作りチョコをもらった話を披露した。久代アナはカカオ豆をつぶしてイチから作り上げた手作りチョコをプレゼント。ところが、本人の意気込みとは裏腹に、出来上がりはイマイチだったという。芸能ライターが明かす。
「『カカオを多めにした、本当の手作りなんです』とアピールされたものだったが、プロの味にはかなわない。市販品のほうが断然おいしかったといいます。いくら手作りでも、“おいしい”は絶対条件。これにはさんまも残念がっていました」
美女アナがわざわざ手間暇かけて手作りしてくれたことが大事で、味は二の次ように思うが、チョコをもらえない男性や女子アナファンからしたら「うらやましい」の一言だろう。
(塩勢知央)