明石家さんまが5月8日深夜放送の「ヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演。近藤真彦のジャニーズ事務所退所について「不思議でならない」と感想を述べた。
マッチの退所が話題になり、さんまは「マッチが退所するっていうのは、オレは早くマッチに会うて聞いてみたいねんけど、芸能界、われわれ世代は特に驚いてる」と切り出し、「メリーさんとマッチっていうのは、食事に行くとオレらが会う。(そうすると)メリーさんの横にはマッチがいる。どっか行っても、また挨拶に来てくれたりする。メリーさんが(食事の)払いを払ってくれる」と、プライベートでは、常に近藤の横にはメリー喜多川会長がいたと振り返った。
さらに「秘蔵っ子はもう絶対に秘蔵っ子なんですよ。ジャニーズの。それが、この騒動だけでオレは退所するかと思うと不思議でならない。ちょっと本心を(聞きたい)」と語った。
また「木村(拓哉)と3人で今度飲みに行きましょうよって、前、『まんま』(「さんまのまんま」=フジテレビ系=)に来た時もずっと言うてたんですけども、行きたい。なんでマッチが退所したのか本当にわからない。みんなが思ってるよりオレのほうがショック。不思議。会社の役職になるとは思ってたし」と残念がった。
さんまは最近、WOWOWの番組で共演した「Hey!Say!JUMP」薮宏太にも「マッチなんで辞めたんや?」と質問してしまったそうで、「『いや~ボクに聞かれましても』ってうろ来とった (うろたえてた)わ。『レースに専念されるという話ですけども…』って。今までもレースやっとるからな。これは不思議な感じですけども、そういう芸能界になってしまったということやね…」と心境を明かした。
近藤の退所に関しては、5月2日放送の情報番組「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)で、少年隊の東山紀之が「退所の仕方に大きな疑問が残っている」「すごく薄っぺらく感じる」と苦言を呈し、波紋を呼んでいた。
一方、さんまが近藤に対し、同情的なコメントをしたことが世間的には意外だったようで、 ネット上では「惜しむ声は一切ない」「世間と感覚ズレてる」といった批判的な声も多い。それほどまでに、かつての近藤はトップアイドルとして輝き、その印象が強いさんまの年代にとってはショックだったということなのかもしれない。
(鈴木十朗)