「アイドルお宝グッズ界で双璧をなすのが、夭逝した岡田有希子と坂井泉水の2人です」
と力説するのは、ネット店舗で昭和を中心に、写真集や雑誌などを販売する「ロマン堂」の各務敦己社長である。
「岡田が亡くなる前年の85年カレンダーはズバリ、9万円。坂井が歌手デビュー以前に蒲池幸子の名前で出していた写真集『NOCTURNE』(白泉社)は、9万8000円でもいまだに売れ続けています」
しかし本当のお宝が眠っているのはなんと、70年代から活躍している女優の一品だという。加賀まりこ(73)の「PRIVATE 私生活」(毎日新聞社)、関根恵子(62)の「PICTRIAL」(集英社)、吉沢京子(62)の「吉沢京子写真集」(集英社)など、いずれもお値打ちものだ。各務氏が続ける。
「中でも高値を維持しているのは浅野ゆう子(56)のグッズ。特に人気が高いのが、ハイレグレオタード姿が表紙の写真集『Night On Fire!』(集英社)です。また、企業向けに作られた水着カレンダーなどはお色気度が高くなり、さらにお値打ちものです」
ピンク・レディー解散後、ソロとなった未唯mie(58)も、お宝グッズを量産している。84年のカレンダーは、表紙からいきなりパンツ1枚、しかもお尻のワレ目がくっきりの勝負モノである。カレンダーをめくると、ブラひもを外した正面ショットでは手ブラのスキマからなんと、乳輪がくっきり。プライスはズバリ、3万円というお宝だ。
「樋口可南子(58)、島田陽子(63)、高岡早紀(44)など、90年代に大ヒットを連発した名作へアヌード写真集もありますが、ベストセラーとなり大量に出回ったため、今は定価より安く手に入ります。これに対し、70年代は品物があまり入ってこないので、総じて高値となります。加賀の写真集は保存状態がよければ1万4000円くらい。梶芽衣子(69)の写真集も品薄なので、持ち込みを待っている状態です」(鎌田氏)
もちろん、古いものだけがお宝化するとは限らない。
「近年、お宝の宝庫となっているのがNHK朝ドラです。まさかここまで一人勝ちするとは思わなかったのが、『あまちゃん』の有村架純(24)。それ以前はその他大勢の若手女優の域を出ませんでしたが、当時のサイン本は、今では1万円の値がつきます。また、『あさが来た』のメガネ少女でブレイクした吉岡里帆(24)も朝ドラ出演前に、面積の小さい三角ビキニの大胆ポーズで週刊誌グラビアを飾っており、飛ぶように売れています」(峯岸氏)
最後に、織田氏が言う。
「吉岡の16年カレンダーは2万円程度で、今後さらに高騰しそうです。『とと姉ちゃん』の相楽樹(21)も水着仕事を意外にこなしています。将来、ドラマの主役級となれば、一気に高騰する可能性は高い。手を出すのなら今のうちですよ」
魅せて誘うのが女優の仕事ならば、見て楽しむのが男の本懐。衝撃ヌードと鮮烈ビキニの美女よ、永遠に!