フジの「ユアタイム」でメインキャスターを務める市川紗椰(30)も残留を勝ち取った一人だ。
「この1年間、低視聴率と、市川さんのアナウンス技術不足の責任問題が取りざたされてきました。打ち切り説も濃厚でしたが、そもそも市川さんは番組スタート前のショーンKの降板騒動の被害者です。実はすでに、製作総指揮やプロデューサーなど制作責任者が1月いっぱいで切られ、巻き返しを図っています。いずれにせよ、市川さんが心機一転で挽回できるかには注目が集まっています」(フジテレビ関係者)
テレビ朝日の「サタデーステーション」には、フジからフリーになって6年間、他局でのレギュラー番組は持たなかった高島彩(37)が満を持して登場する。
「一部ではTBSの平日朝番組の帯も有力視されていましたが、さすがに出身番組『めざまし』の真裏は避け、断りを入れたといいます。2児の母となったアヤパンにとって、放送自体が週1であれば、毎日拘束されず、たとえ取材日が入ってもスケジュールは緩やかで好都合。毎回2時間越えの生放送なので、ギャラも1回70万円という破格の額だといいます。夫は売れっ子アーティストで困っていないのに、フジを飛び出してますますセレブになっている」(広告代理店関係者)
日テレからは、少し変わった戦略がお目見えする。
「1月より『スッキリ!!』、『ミヤネ屋』で鈴木美穂、岸倫子の両美人記者が報道フロアからのキャスターとして登場しています。丸岡いずみのように、ブレイクする可能性を期待して起用されたともっぱらですが、鈴木さんは特に意欲的と言われます。それもそのはず、彼女は東国原英夫元宮崎県知事の就任当初に『自宅お泊まり』シーンを撮られたこともあるほどの野心家ですからね。現在、カメラ写りを気にしてか、記者の時より派手になっています」(日テレ関係者)
各局、報道戦争の生き残りをかけて、女性スターの発掘に余念がないのだろう。
ただし、村上氏は、こう付け加える。
「少なくとも私が日テレにいた時は、このアナウンサーをスターにしようなどの方針はなかった。メインはあくまでタレント。人気が出そう、人気だからという起用ももちろんあるが、番組とアナのキャラクターやアナウンス技術などがマッチして、結果論でスターアナは生まれるんです」
美女キャスターたちは、各番組に、どんな色をつけていくのだろうか。