芸能

清水富美加の「月給5万円」発言に潜む芸能人たちの“契約の謎”とは?

20170220shimizu

 女優・清水富美加の引退騒動で注目される「月給5万円」という言葉がひとり歩きしているようだ。清水と同じ芸能事務所の先輩であるユージは2月13日放送の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(TBS系)にて、同事務所ではタレントが売れてくると歩合制から給料制に変わると証言。だが、こういった発言が誤解の元になっていると、契約事情を知る芸能ライターが指摘する。

「そもそもほとんどの芸能人は給料をもらっていません。給料というのは会社と雇用契約を結んだ従業員が受け取るもの。劇団四季や宝塚歌劇団など劇団員が社員として勤務しているケースもありますが、これはむしろ例外。ほとんどの芸能人は個人事業主として、所属事務所と“専属契約”を結んでいるのです。その契約に従って得る報酬は、給料とはまったく異なるものです」

 それではなぜ、大手マスコミでも「給料制」という言葉を普通に使っているのだろうか。

「専属契約には、仕事が発生するごとに歩合で報酬を受け取る方式と、仕事の量に関わらず定額の“専属料”を受け取る方式の2種類があります。この専属料という考え方が一般的ではないので、便宜的に給料制と呼んでいるわけです。ただ専属料方式のタレントでも、CM出演など大きな稼ぎがあった場合はボーナスで調整するケースが多いですね」(前出・芸能ライター)

 つまり清水の場合、専属料が月額5万円だったことになる。金額の妥当性はさておき、専属契約ではレッスン費用や仕事用の衣装代は事務所負担になるのが通例。ともあれ、「芸能人は給料をもらわない」ということは、覚えておいて損はなさそうだ。

(金田麻有)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論