宗教団体・幸福の科学への「出家宣言」から3カ月──。
5月20日、女優の清水富美加が所属事務所・レプロエンタテインメントとの契約が終了したことを、事務所と教団の双方が発表した。
彼女と前事務所の契約満了を受け、幸福の科学は23日に芸能事務所「アリ・プロダクション」を設立。清水を含む10人が“所属第一号”の芸能人となった。
6月に第二弾となる単行本の発売を予定しているという清水。今後、宗教活動と並行した芸能活動の再開が予想されるが、清水を所属タレントとした新事務所に業界内でも注目が集まっている。
「2月の出家宣言から今回の新事務所設立まで、清水さんと幸福の科学の『計画通り』といったところでしょうね」と語るのはテレビ関係者。
「出家する前に収録を終えていた映画『東京喰種 トーキョーグール』も予定通り公開されますし、大した揉め事は起こらなかったと見ていいでしょう。仮にCMの違約金を教団が一定額負担したとしても、新事務所を設立した事で、十分すぎるほどオツリが来る計算ですよ」
果たして、どのような計算が新事務所にあるのだろうか?
「一般的に『タレントのプロモーション費用』が芸能事務所の主なコストとして挙げられるのですが、清水さんが所属第一号となったアリ・プロダクションの場合、ゼロで済むんです。一切告知しなくてもサイトに人が殺到しますから、自然と他のタレントも注目される。清水さんの宣伝効果はCMの違約金どころではない“数億円単位”だと思いますよ」(前出・テレビ関係者)
再スタートをきった清水富美加と新事務所の今後が注目される。
(白川健一)