突然の芸能界引退と「幸福の科学」への出家。そして告白本の緊急発売。関係各方面に騒動と迷惑を振りまいた女優の清水富美加。その行動について、仏教哲学サークル「ひかりの輪」代表、上祐史浩氏がオピニオンサイト「iRONNA」で解説し、大きな反響を呼んでいる。
「上祐氏は清水の出家を、『初期仏教型の出家を経験した者からすれば、出家と言うよりは、転職と表現すべきかなとも思います』と分析。さらに、清水が出家に至った時代背景、家庭環境を考察。清水が『魂の救済のために24時間を捧げる』宗教者になるべく出家を決意したという点については、『自分で問題を解決できず、精神的に参ってしまい、教団に保護された』、出家僧というよりは『駆け込み寺に入った信者のよう』と表現。そして、清水の件は例外ではなく、『精神的な幸福を求める流れが強まる可能性』についても示唆しています」(芸能ライター)
経済の浮き沈み、国際社会の変貌‥‥。揺れ動きながら、ただ前にだけ進む時間の流れに飲まれる暮らしのなか、心の安寧を求めて宗教の扉を叩く人が増えるかもしれない、というのだ。
清水の騒動を機に、日本全土で「宗教」がクローズアップされていきそうな気配だ。