日本人離れした身体能力でゴールを量産し、ジーコジャパン不動のストライカーとして活躍した“ドラゴン”こと久保竜彦がテレビで明かした事実に注目が集まっている。
2月23日放送の「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に「試合後のインタビューにやる気がない元サッカー選手」として出演し、現役時代の映像とともに当時を振り返った。
なぜやる気のない返答をしていたのか聞かれた久保は、「(終わらせて)早く飲みたかったから。質問もろくに聞いていなかった」と答え、マツコや山里亮太を驚かせた。
「久保は試合後だけでなく、練習後や公式会見の場でもまともに答えてくれないため記者泣かせの選手でした。何を聞いても『そうっスね』か『わかんないっス』しか言わないので、記事作りにとても困ったのを覚えています」(スポーツ紙元サッカー担当)
そんな久保の口下手ぶりを表すエピソードがあるという。当時、サンフレッチェ広島に在籍していた久保が日本代表に選ばれ、囲み取材を受けた時のことだ。
「記者が『日本代表に選ばれてどう思うか?』『活躍できる自信はあるか?』など矢継ぎ早に質問をぶつけたんですが、久保は例によって『わかんないっス』しか言いません。これでは記事にならない。なんとか彼のコメントを引き出せる質問はないかと四苦八苦していたら、ある女性ライターが『好きな食べ物は何ですか?』と場違いな質問をしたんです。すると久保はボソっと一言『カレー』と。彼が初めて違うことをしゃべったので、記者たちから驚きの声が上がりました(笑)」(前出・スポーツ紙元サッカー担当)
サッカー記者の間ではこれを「久保カレー事件」と呼び、なかば伝説となっているとか。さすがは規格外の男、ドラゴン久保といったところだろうか。